ブログ-アルコログ
2021.10.11
アルコールの「1ドリンク」と体質
こんにちは。サンコーテクノの大戸です。
今回は、アルコールの「1ドリンク」と体質、飲酒してからどのような過程で分解され、アルコールが体内から何時間くらいで抜けるのかをお伝えします。
目次
1.お酒の強さは、肝臓の強い、弱いで決まる?
2.日本人の約4割はお酒に弱い!?
3.肝臓によるアルコール処理プロセス
4.お酒が抜けるには何時間必要?
5.純アルコールを20g(1単位)含む種類
6.飲めば飲むほど時間が必要
7.アルコール検知器を使った飲酒実験
8.「薄くしたから大丈夫!」はほんと?
9.お酒の自己管理に役立ちます
1.お酒の強さは、肝臓の強い、弱いで決まる?
お酒の強さは肝臓などにある酵素の働き具合で決まります。
2.日本人の約4割はお酒に弱い!?
日本人やアジア諸国のモンゴロイド系の人々は、お酒に弱いと言われています。約44%の人は本来お酒が飲めない体質です。ヨーロッパ、アフリカ系の人々はお酒が飲めない人はいないようです。
体内に入ったアルコールは、アセトアルデヒドになります。アセトアルデヒドを分解する酵素「ALDH2」の活性が強い人、弱い人、まったくない人の3タイプに分かれます。
弱い人でも飲酒習慣が継続することにより、多く飲酒出来るようになった人もいると思いますが、酵素の活性は弱いため、本当は弱い人です。このタイプの人は無理な飲酒は控えましょう。
3.肝臓によるアルコール処理プロセス
ADH:アルコール脱水素酵素(アルコールをアセトアルデヒドに代謝分解する)
ALDH2:アセトアルデヒド脱水素酵素(アセトアルデヒドを酢酸に分解代謝する)
4.お酒が抜けるには何時間必要?
しかし・・・
5.純アルコールを20g(1単位)含む酒類
~純アルコールを20g含む酒類~
あなたがよく飲むお酒はどれですか?
6.飲めば飲むほど時間が必要
~抜けたつもりが実は…~


どちらも同じ量のお酒が入っているのでアルコール量に変化はありません!
9.お酒の自己管理に役立ちます
~昨日、どれだけ飲んだかな?~
如何でしたでしょうか。今回お伝えしたかったことは2点あります。
1.お酒を分解する酵素の強さによる違い
2.1単位は4時間であり、単位が増えればお酒が抜けるまでの時間も2倍、3倍と増加します。たくさん飲んでも8時間睡眠すればお酒が抜けると思っていた人は大間違いです。翌日運転する機会があるときは、運転する時間から逆算して飲酒量の調整をしてください。
以上、皆様もお酒との付き合いが少しでも変われば幸いです。